アボカドが泣いています2009/05/25

Avocado 毎日と言っていいほど私はスーパーに行きます。それは野菜を買いだめしないためです。と言うのも料理レッスンでベジフルSTUDYと言う勉強会をしていま すが、野菜は茎からカットされた瞬間、人で言うなら血管を切られたようなものなのです。また、縦に植えていた野菜を土から引っこ抜いて横にした瞬間から野菜の栄養分が減少していくわけですかtら早めに食す事が大事というのは理解してもらえますね。
冷蔵庫にしなびてしまった野菜を見ると「ごめんなさい」と言う気持ちになります。使い忘れてしまうことがあるんですね。
小学生の頃、臨海学校でお食事をいただく際、「米一粒にも万人の心がこもっています。。。。」と唱えていたのを未だに思い出します。
さて、今日は意外と知られていない森のバターと言われるアボカドの料理を紹介していきます。スーパーで山積みされたアボカドを見ると哀れにも熟し始めてい るものを多く見かけます。恐らくまだまだ家庭でこの素晴らしい食材が活かされていないのだと気付かされます。アボカドはとても栄養価が高く、コレステロー ルを下げるオレイン酸などが多く含まれ老化防止に繋がる栄養素が多く含まれています。私はよく、アボカドを使った前菜などを作りますが、直ぐにお腹がいっ ぱいになるため、メイン料理も少量でヘルシーで美味しい食事が出来ます。特に無理なダイエットは厳禁と考える私流の食事のあり方です。

これからの時季に相応しいアボカドを使った簡単な冷製のポタージュです。

<材料>

アボカド・・・・・・・小1個   生クリーム・・・・50cc   塩・胡椒・・・少々
野菜スープ・・・・500cc(玉葱・1/3個、人参・1/3本、リーキ・1/4本、バター・大匙1、水・500cc)

<作り方>

1.アボカドは縦に包丁で切れ目を1周して入れて手でひねり、半分にカット。種を除き、皮を剥いてミキシングしやすい大きさにカット。
2.野菜スープを作る。玉葱、人参、リーキを粗みじんにして、鍋にバターをひいて焦がさないようにじっくり炒める
3.2の野菜の色が変わって香りが良く出てきたら水を加え、ここからもじっくり煮込み、野菜の旨みを引き出す。
4.3を火から下ろし、シノワで漉してあら熱をとる。(漉した後の野菜はカレーやミートソースなどの具に入れて使って下さい)
5.1と4を合わせてミキシングする。生クリーム を加えて塩・胡椒で味を調える。食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておく。

~ 一口ポイント ~

*アボカドは熟したものを選ぶ。焦げ茶色が熟したもの。お店の方に選んでもらうといいでしょう。
*リーキ(ポロネギ=西洋ネギ)はあればで結構です。ない場合少し玉葱の分量を増やして下さい。

※写真はパプリカのムースとのマリアージュです。まずはシンプルに簡単なアボカドスープで身も心も癒して下さい!!
 アボカドの摂取量は一日1/2個が理想です。摂りすぎはどんなにいいものでも禁物ですよ(^_-)

~マイミシュラン
私の料理に欠かせない神器のひとつがバーミックスです。
これまでに様々なミキサーを使ってきましたが、コレは故障もなく長く愛用しています。また、熱いスープでも冷まさずにミキシング出来ますし、用途に合わせ て使える優れもの。私の生徒さんも少し高いもののその便利さと料理の楽しさが拡がったと愛用されています。

いつまでも子供2009/05/27

昨日は主人のバースデーでした。
今日、1年目の人間ドックと言うこともあり、昨晩はシンプルな食事で済ませましたが、バースデーケーキだけは絶対に欠かせませんよね。
ケーキを以前は作ることが多かったのですが、何かと時間に追われてする事が多いのと、とても美味しいと思えるパティスリーを見つけたこともあり、バースデーケーキはオーダーするようになりました。
そのパティスリーのケーキは大人向きで少し洋酒がきいていて、私たちのお気に入りです。生クリームもフレッシュです。当たり前の事と思われがちですが、意外とフレッシュだと思える生クリームを使っているケーキがそんなにないように思います。
フレッシュか否かで顔にプツプツが出来てしまうので、それが私のフレッシュ度を測るバロメータになっています。なので普段は敢えてパフェなどのデザートの生クリームを外してもらいます。
そして、バースデーケーキになくてはならないのがローソク!!
パリを訪れた際、必ずお気に入りの調理器具屋さんE.DEHILLRINや
A SIMONで調理器具を買いに寄りますが、ここでユニークなロウソクを発見したのです。写真の様にロウが垂れることなく、色んな色が出てそれはそれは和ませてくれる優れものでした。もう一種類はパチパチと線香花火のようになるものです。
主人も子供のように嬉しそうにそのローソクを立てたケーキを眺めていました。
4号サイズのケーキにはかなりインパクトありますが、、、。
ちなみに、子供のようにとありますが、ローソクで彼の年を示しています。幾つか分かった方は凄い???
そう言えば、東京にいたとき、仕事で一人滞在していた弟のバースデーを祝ってあげる際、「バースデーケーキはもういいでしょ?」と言うと、年下とも思えない無愛想な彼の言葉から「バースデーケーキは必要でしょ。」と。。やっぱりコレだけはないといけないんですね。本当に主人同様いつまでも子供です。

パリ、リッツエスコフィエで学んだ特製マヨネーズ2009/05/28

今日は朝から予定が色々あって、忙しく過ごしていました。
午後からもネイルサロン、その後は今とてもはまっている加圧トレーニングに行くことになっており、朝食の準備が終わったと思うと、次なるランチの準備に既 に脳の中は切り替わっておりました。
昨日、買っておいたサンドウィッチの具材でランチに備えようと考えながら、また、他の用事をしながら、出かける準備も合わせてしているウチに時間はあっと いう間に過ぎていくのでした。
メイクも髪も整えておらず遂に、出かける30分前になり、ドキドキしながら準備に勤しもうと思っていましたが、私は先に例のサンドウィッチの準備にかかり だしたのです。しかもマヨネーズまで作り始めた私は自分でもどうしてここまで自分を追い込むのか、訳が分かりません。
でもマヨネーズがないとサンドウィッチは間抜けになってしまうし、どうしても手作りのマヨネーズにこだわる必要があったのです。
マヨネーズは、私がパリで1ヶ月ほどパティスリー修行をしにリッツエスコフィエに通った際に、教えてもらったものです。そのマヨネーズには私が日頃から愛 用しているグレープシードオイルを使うとてもヘルシーなもので簡単に出来るので、それからは手作りをしています。
リッツ特製のマヨネーズを使って、やはりリッツならではのサンドウィッチも幾つか教えていますが、(他の生徒さん次回あたりにしますからね)まずは基本的 なマヨネーズを紹介します。
実際には色々なハーブなどを入れてサンド用の美味しいスプレッドなどにも使います。
今日の反省ですが、マヨネーズを早めに作ってけおけばよかったのですね(^^;)

<材料>
卵の黄身・・・・・1個    グレープシードオイル・・・・200cc
レモン汁・・・・・・大匙1  マスタード・・・・・・・・・・・・大匙1
塩・胡椒・・・・・・少々
<作り方>
ボウルにグレープシードオイル以外を全て入れてよく合わせる。
オイルは少しずつ垂らして常に手を止めずに混ぜる。ある程度ドロッとしてきたら、オイルの入れる量を増やしてよい。その時も常にしっかり混ぜること。
最初にオイルを入れる際量が多かったり、手を止めると一気に分離してどんなにあがいても?合わさることはありませんのでご注意下さいね(^_-)
~一口ポイント~
オイルは最後で少しずつ、そして手を止めてはいけません!!!

保存はZIPLOCなどのタッパに入れて1週間くらいは新鮮な味でいただけます。作るのは簡単なので上記の分量をまめに作ることをオススメします。
また、改めてリッツのサンドウィッチを紹介させていただきます。

~マイミシュラン~
ボルゲスのグレープシードオイル
*我が家ではオリーブオイルに使う料理以外はこのグレープシードオイルを愛用しています。コレステロールを抑えると言われているリノール酸で、ブドウの種から搾り取られるオイルなのでワインと同様にポリフェノールも多く、抗酸化作用があり、老化防止などに繋がると言われています。臭いも殆どないため、揚げ物などオールマイティに活躍します。
国産のものも沢山ありますので、お好きなグレープシードオイルを見つけて料理に取り入れては如何でしょうか!!

アボカド will be back ??2009/05/29

先日、アボカドについてお話ししましたが、折角、アボカドの紹介をしたので今日は私が思いついた簡単なアボカドの前菜を紹介します。
自称、サーモン好きの私はアボカドと一緒に食す事が多いのですが、今日はそのサーモンを使ったものです。
<材料>
アボカド・・・・・1個  スモークサーモン・・・・・100g
ルッコラ・・・・・適宜  レモン・・・・・・・・・・・・・・1/2個
~ドレッシング~
マヨネーズ・大匙3、エキストラバージンオリーブ オイル(以下EXO)・大匙1、ワインビネガー・大匙1、塩・少々

<作り方>

1.アボカドは縦にカット。種を除き、くし形に4~6等分する。
2.スモークサーモンは大きければサイズを食べやすい大きさにカットしておく。
3.ルッコラはサッと水で洗って、水気をきってEXOとビネガーで軽く和えておく。
4.皿にアボカドとサーモンを交互に並べて、中央にルッコラをこんもりと置く。レモンを全体に搾って、合わせたドレッシングを適当にかけて出来上がり。

~一口ポイント~

*スモークサーモンは塩気の強いものもあるので、ドレッシングの塩分は控えめにして、ビネガーを多めにするとよい。
*レモンは変色しやすいアボカドの酸化を防ぐ効果がある。
*ワインビネガーがなければ、穀物酢やフルーツ酢でもよい。米酢は強いのでドレッシングには不向きです。
*マヨネーズは前のBlogで紹介したマヨネーズを使うことをおすすめ。
*生のサーモンを使う場合は薄くカットし、上からミネラル含有の塩を軽くふっておく。

~マイミシュラン~
*EXOはロミオとジュリエットで有名なVERONA(ヴェローナ地方)のSALVAGNOを 使っています。これはイタリアンのシェフからのオススメで使い始めたのです。世界でも高く評価されており、アワードで金賞を取るなどとてもフルーティで滑 らか口当たりの優れたオリーブオイルです。
質の良い水や油は身体の酸化を防ぐと言われていますが、オリーブオイルは実から出来た油ですから、火に入れることはオススメ出来ません。但し、火を入れる 場合は弱火で使えば独特な臭いもなく美味しいパスタ料理やソースが出来ます。どんなにいいものでも使い方を誤るといいことはありません。
普段はパンに浸けたり、イタリアンのソースやスープの仕上げに最後に加えたり、ビタミンCを促進させるためにカロテンの多い温野菜にかけた りと常用しています。
生徒さんも皆このオイルが気に入っています。中には「このSALVAGNOは 野菜にかけると不思議に塩分が無くても野菜をの旨みが引き出されてヘルシーに美味しく食べられた」と言う意見をもらいました。ちなみにその方のご主人様が 丁度食事制限をされていたので役立ったようでした。
是非、機会あれば試して下さい!!価格は意外と安価です。

~耳より情報~
サーモンにはアスタキサンチンと言う成分が含まれており、特に女性に 嬉しい老化防止など肌にも効果あるようです。
気がつくと好きな食材にはトマトや鮭やサーモンなどがありますが、必然と酸化防止に繋がるものを好んでいたのは良かったと思いました。食事は日々、摂取す るものですから、少しずつこれらの食材を取り入れてみては如何でしょうか。


カロテンたっぷりのガスパチョ2009/05/31

引き続き、アボカドを少し使ったこれからの季節にピッタリなスタミナスープの登場です。
このスープを作るきっかけは、六本木ヒルズのラトリエ・ド・ジョエル・ロブションでいただいたガスパチョがヒントになりました。
ガスパチョは一般的にはキュウリなど生の野菜や生ニンニクが入る物なので多少、味が刺激的になります。そもそも情熱の国、アンダルシア地方のスープなので 日本では若干、夏と言えども人によっては胃に負担があるかもしれませんね。
六本木のラトリエ・ド・ジョエル・ロブションでいただいたガスパチョは、程よいまろやかさが感じられたのです。多分、アボカドか何かクリームを加えている ような味でした。夏バテ予 防や栄養が不足がちな季節にこれは早速、試してみる価値ありと思いました。
それでは私のカロテンたっぷりのガスパチョを紹介します。

<材料>
(4~6人分)
トマト・・・・・・・・・・・・中2個      赤パプリカ・・大1/2個
キュウリ・・・・・・・・・・1/2本       セロリ・・・・・・・5cm
玉葱・・・・・・・・・・・・1/4個       ニンニク・・・・・1/2かけ
アボカド・・・・・・・・・・小1/2個    塩・・・・・・・・・・小2/3
水・・・・・・・・・・・・・・・100cc      EXO・・・・・・・・適宜
赤ワインビネガー・・・大匙1   
<作り方>
1.トマト、赤パプリカは種を除いて、粗めにカット。キュウリは表面の皮をピーラーで剥き、小さなスプーンで中心をくり抜きセロリ、玉葱とミキシングしや すい大きさにカット。
※トマトの種とそのジュースは飲んでしまいましょう!!     
2.ニンニクはみじん切り。
3.深めの容器にトマトと水を入れミキシング。
4.3に残りの野菜を加え、更にミキシング。
5.塩・ビネガーを加え味を調える。
~ しっかり冷蔵庫で冷やしておく~

6.アボカド粗めにカットして、ミキシングしてクリーム状にする。
7.ガラスなどの器に5の冷えたガスパチョを注ぎ、アボカドを中央部に注ぎ、EXOをスプーンを使って少し垂らして出来上がり。

ちなみにパリ、リッツエスコフィエでもガスパチョを作る機会がありました。その時のものは一般的なものでしたが、シェフに「アボカドを入れても美味しいで すよね」と言うと「それは相性がいいよ!!」と太鼓判を押してくれました。
しかしながら、丁度スペイン人の助手の方がいて、その方は「それは邪道ですよ~。」と一言。確かに郷土料理はその地域の人々にとってマンマの味で しょうから、大切に思う気持ちには共感できます。
それでも人にはそれぞれの味覚の違いが多かれ少なかれあるもの。なので私はアボカドを必ず入れさせてもらいます。悪しからず。。。。

~耳より情報~

トマトや赤パプリカにはカロテンが多く含まれています。この成分は酸化防止に繋がるので美肌効果があります。また、トマトにはカロテノイドの一種リコピン が多く含まれています。特にフルーツトマトに多く含有。また、ビタミンCも多いのですが、ビタミンCは熱に弱いので、生で食すのがオススメ。油と摂取する ことで吸収しやすいので、EXOと共に摂取するのは理想です。ビタミンCは自身で作ることの出来ない栄養素なので、毎日摂る必要があります。自称、トマト マニアの私は毎朝、トマトを食べていますよ!!