名脇役、アスパラガス!! ― 2009/06/04
各地方からの生ものの食材は特に、管理や流通の関係でコストが上がったり、また鮮度も損なわれるので地元産のものをいただく手はないかと思います。ここし ばらく魚料理が続いたので、料理する立場上、中休みと言うときにはパスタ料理をします。
それでパスタ料理にしようと考えながら野菜売り場を通ると、何と見事な産地としては珍しい新潟魚沼産のアスパラガスがあるではありませんか。とても鮮やか な緑 色でずっしりとした茎の太さとみずみずしさはパスタの名脇役になると思い、即購入!!
ソースは大体トマトソースをベースにしますが、酸味のあるカゴメから出しているこくみトマトという品種を使うことがあります。また自分で美味しいトマト ソースを作り 置きしたりもします。これはとても美味しいと言われている自慢のソースです。また改めてご紹介させていただきます。今日は直ぐに出来るメニューを紹介しま す。
<材料>2人分
パスタ・・・・・170g(1.6~1.7mm) アスパラガス・・・太4本
トマト・・・・・・中5個 ベーコン・・・・・・4枚
しめじ・・・・・・1パック ニンニク・・・・・・・・1かけ
EXO・・・・・・・適宜
<作り方>
1.フライパンの一面に拡がる程度にEXOを入れ、刻んだニンニクを加えて、オイルに香りを馴染ませる為、火をつけずに置いておく。
2.アスパラガスの袴をピーラーか小さいナイフで丁寧に除去する。堅い底軸を切り落として、2等分にする。しめじは石突きを除き、3等分くらいにカット。
3.深い鍋に湯を沸かす。湯が沸いてきたら3Lの湯に対して 10%=30gの塩を入れ、沸点を上げる
4.アスパラガスを下の茎の部分を先に入れ、2分経ったら、穂先の部分を入れ、更に2分計4分茹でる。
5.フライパンを弱火で火にかけ、粗めにカットしたトマトと小さくカットしたベーコンを加え、蓋をして暫く火にかける。
~~~パスタを茹で始める~~~(表示が9分なら7分くらいがアルデンテになる)
6.蓋を開けて木じゃくしで火が通ってきたトマトを潰す。 ここでしっかりトマトの旨みを引き出しておく。しめじを加える。4のアスパラガスを更に2等分する。
7.トマトとベーコンの旨みがEXOの中でじっくり煮詰まってきたら、パスタのゆで汁を少し入れとろみを出し、パスタの鍋からトングなどでパスタを一気に 入れて絡める。この時フライパンを揺する。最後にアスパラガスを加え、EXOを回しかけて出来上がり。
~一口ポイント~
*パスタを茹でる際に塩の分量湯の量に対して10%の塩を加えることで、程よい味と堅さのパスタに仕上がり、後で塩を足す必要がありません。
*EXOをいきなり強火で火にかけないこと。仕上げにEXOをアスパラガスにかけることでビタミンCとカロテンの吸収を促進してくれますし、良い風味付け になります。
*アスパラガスが細い物の場合は茹でる時間を少なめに。味見をして堅めに茹でること。茹で過ぎは禁物ですよ。
アスパラガスの穂先が1本折れてしまいましたが、生でつまみ食いすると、と~ってもジューシーで甘くて見た目通りみずみずしく美味しかったです。そんなア スパラなので茹ですぎないように気をつけましょう。イメージ通り、出来上がりはボリボリと美味しくいただくことが出来ました!!
~マイミシュラン~
パスタは何と言っても地元イタリアでよく食べられていると言うBARILLA(バリ ラ)。私はこのパスタを長年使っています。ショートパスタも沢山ありま すし、茹でなくてもいいラザーニャ用のパスタもあり豊富です。程よい堅さが何と言ってもGOODです。
ちなみに以前エノテカから招待を受け、サルバトーレ・フェラガモ氏が手がけるILBORROのワイン会に参加したことがあります。勿論本人が来られていま した。とてもフレンドリーで謙虚な方でした。そのフェラガモ氏が自宅でパスタを作っているシーンがテレビで放映していたのをたまたま見たのですが、このバ リラを使っていました。イタリア人がよく食べていると言ううたい文句は本当だったんですね!!