パリで出会ったベトナム2009/08/07

パリで出会ったベトナム 日本の夏は確かに暑いのですが、暑いからこそ、夏の風物詩に酔いしれることが多くあります。
おととい、出かけた際に偶然に花火大会に遭遇し、間近で花火を観ることが出来ました。
以前は、京都の宇治まで花火を観に行ったものです。結構穴場で楽しめましたが、年々、人が増え、あまりの混雑ぶりに興ざめして花火大会からは遠ざかってい ました。
東京ではわざわざチケットを買っての花火大会やビルが多く、風情を全く感じないので敢えて花火を観ることがありませんでした。
今回遭遇した花火大会は、神戸の広い埠頭辺りで間近に観ることが出来、久々に花火を存分に楽しめたのです。美しいものを観るとそれだけで幸せな気持ちにな る ものですね。また、暑い夏だからこそ、夜空に舞う花火を観て何となく涼を感じる清々しい気持ちになりました!!そして、その美しい花火を打ち上げてくれる 花火師の方々に感謝感謝です(合掌)



夏には必ず我が家の食卓に登場するのが、ベトナム春巻き。生春巻きがよく知られていますが、私は揚げ春巻きの方がダントツ気に入ってます。
この春巻きとの出会いはウン十数年前にパリで出会ったのが切っ掛けでした。
友人の先輩ご夫婦がパリに赴任されていて、フレンチに飽きていた頃、彼らにパリ13区のポルト・ド・ショワジーと言うパリの中華街でご馳走してもらったの ですが、どの料理も美味しく(彼らの料理に対するセ ンスが良かったのでしょうね)初めていただくベトナム料理に感動したものです。
中でも揚げ春巻きの美味しいこと!サニーレタスにミントと春巻きを載せて、甘酸っぱい辛いタレに漬けて食べるのですが、複雑な味のハーモニーが口の中に広 がりクセになる味でした。揚げているのですが、ミントでそのくどさも感じさせません。
日本は料理の宝庫ではありますが、アジアンスタイルの料理に限っては欧米の方が勝っているように思います。パリやイギリスで食べた中華料理やインド料理は 日本で食べる味とはまた違っていて、とても 美味しかったからです。そうそう強く印象に残る料理はないと思います。
色々な資料を基に、あのときパリで食べたベトナム揚げ春巻きを私なりに完成させほぼパーフェクトに再現出来ていると自画自賛しています。
この春巻きを食べるとパリで過ごした時の想い出が一気に溢れ出してきます。
友人とまたその大変お世話になったご夫婦と静かなセーヌ川のほとりで、奥様お手製のおにぎりなど和の食材で作られた何とも心温まるお弁当を木陰に広げ、ピ クニックをした時の楽しい時間を思い出させてくれます。
食の記憶と言うのはたかがしれているように思われがちですが、何年経っても忘れ得ぬ記憶というものがあるんですね。また、それが人生に大きく左右されてい ると言っても過言ではないと思いました。
母も一緒にパリに行った時に食べさせたのですが、とても気に入っていました。小振りで女性の口にもピッタリです。多めに作って揚げて冷凍したので、近々実 家に持って行こうと思います。母もきっとパリの想い出を語ることでしょう。。。


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