世界のフラワーアーティストを体感?2010/07/27

猛暑続きで、外に出た途端溶けてしまいそうです。

ある方が言いました。「無料でサウナに入っていると思うと有り難いし、最近、皆、新陳代謝が衰え、もっと汗をかかないといけない」と。物は考えようですね。でも暑い!
そう言えば、修行僧が極寒の折、冷水に入る時、頭で温かい湯船に浸かっているイメージトレーニングをするそうです。そうすると本当に冷水に感じないそうです。

さて、暑い中、東京では諸々の用事で駆けめぐって来ました。
今回の第一の目的は花の建築家と評されている、世界の空間フラワーアーティスト・ダニエル・オスト氏のお花のレッスンを麹町のベルギー大使館で受けることでした。
4日間の内、一番オーソドックスなテーブルアレンジを選択しました。オーソドックス、、とんでもなかったです。
花材はダニエルが作品の中で頻繁に使用しているスティールグラスとキンポウゲ科のツル植物・ベルテッセン(クレマチス)でした。
何と、千本もある繊細なスティールグラスをひたすらオアシスにそっと刺していきます。
非常に根気と集中力を要する作業でした。
如何に作品完成まで多くの苦労があるということを体感しました。
お昼に行って、2時間程度だと高をくくっていました。終わったのは夕方5時頃でした。
勿論、3時にティータイムがあったので休憩もしました。お馴染みベルギーワッフルと紅茶にアイスクリーム。
ダニエルが話しかけてくれて談話に花が咲きました。とても穏やかでフレンドリーな方です。
実は彼は松尾芭蕉の再来と言われています。ベルギー人なのにどこか日本人特有の奥ゆかしさをも感じる紳士です。
今回のレッスンには華道家の立派な先生も参加されており、私は場違いと思ったほどです。ただ、皆さん、本当にお花が好きなんだと思いましたので、そう言った意味では全く隔たりがない雰囲気で楽しめました。
見てお分かりの様に私の作品はまだまだ修行が必要です。
お恥ずかしいのですが、失敗作を見ておくのも勉強になりますので、公開しました(^^;)

自宅に戻ると勿論、クレマチスは枯れ枯れ状態です。でもこのスティールグラスは4ヶ月は持つそうです。なので他の花材をアレンジして暫く楽しめます♪
クレマチス、和名は鉄線と言いますが、私はこの花が大好きです。今回は小さなベル型の花で何とも愛らしい花材でした。




偶然にも花材の花の色とお気に入りのヴァレンティノのワンピースの花柄とマッチング(*^_^*)
パープルは私の大好きな色です!!





今年は待望のダニエルのクリスマスディナーショーにポペラカストラート・チョン・セフン氏がゲスト出演することになりました。
既に予約が殺到して残席僅かとなっています。
2004年京都・仁和寺で儚い花と切ない声の融合、2人の素晴らしいイベントから実に6年ぶりの復活です。
帝国ホテルでの煌びやかなイベントですが、彼らの「詫び」の世界を楽しみにしています♪




~こぼれ話~

フラワーレッスンの帰り、かなり思いガラスの器に入った作品をホテルまで持って帰るのは勿論、タクシーでした。
暑い上にタクシーを拾うには一苦労でした。
でも東京のタクシーは繁盛という感じでなかなか空車がありませんでした。
やっとタクシーを拾ってホテルまで。本当にこういうときは助かります。
気持ちなのでおつりは結構ですと言いましたら、何と、運転手さんからあべこべ100円を下さるので?
「いえ、どうして私がお金をいただくんでしょうか?」運転手さんは「どうぞどうぞ、気持ちですから」と。。。
過去に名古屋でタクシーを無料にしてもらったことがありましたが、タクシーの運転手さんからお金もらうことは初めてでした。とても不思議でしたが、少しハッピーな気持ちになりました。それくらい東京のタクシーの運転手さんには余裕があるんですね。








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