間違った「食」2012/01/29

KBSの「生老病死の秘密」という健康を題材にした番組がとても興味のあるので欠かさず見ています。
日本でも生活習慣病が問題になっていますが、韓国では深刻なようです。
確か、10年以上前に韓国の知人から「最近宅配ピザが人気で子供達がよく食べるけれど、肥満になるのが心配・・」という言葉を思いだします。
日本でも70年代、銀座にマクドナルド1号店が出店以来、食の欧米化が加速して成人病から生活習慣病の一途を辿ることになりました。
私は幼少の時から、違和感のある肉の味が不快だったので、生涯ファーストフードのハンバーガーは食べたことがありません。
これは恐らく両親が本物の素材の味を食生活の中で教えてくれたからだと思います。
韓国は世界でも高い評価を受ける食文化がありますが、残念なことに一般の内食生活は発展途上国以下と言えます。
発展途上国の食は私たちが想像を絶する飢えで苦しむなど、子供達は菓子さえも口にしたことがないでしょう。
しかし、韓国では夜食にパン、菓子、デリバリーなどあまりにも行きすぎた飽食が日常化されているようです。
濃い味付けに加え、脂っこいチキンの唐揚げに強いお酒をあおるシーンがよくTVで紹介されます。
確かに食欲をそそるのですが、これが日常化されると深刻な問題だと思います。
量もアメリカ文化の影響を受けたのか多めです。
少ないとサービスが悪いとお店のイメージになるそうです。
添加物の多い食が溢れ、深夜に宅配というのは何時でも食べたいときに食べられると言う商売繁盛には良いのでしょうが、家庭の食の崩壊と言うべきでしょう。
思い病に罹って、ようやく食生活の見直しをするのですが、人によっては時既に遅しということで苦しんでいる人も多いようです。
安くて美味しいと食べている内に、高い医療費に食を制限される苦しみを国を挙げて教えていかないといけませんね。
国は芸能の文化を支える前に、韓国国民の健康を支えるプロジェクト推進を願います。
企業は人なりと言いますが、国も国民を支えていかなければ足下から崩壊します。

イタリアのある都市ではステーキを毎晩のように食べる習慣がありましたが、大腸ガン患者が増えたことを切っ掛けkに「肉禁止令」を出すほど、国を挙げて取り組んだと聞いたことがあります。
肉質と一度に摂取する肉の量が問題だったと思います。
ひとつ言えることは、韓国料理は本当に優しい味、濃いめの味、キムチなどの辛みのあるものなどバラエティー豊です。
五味五色というように、野菜中心でも肉や魚を織り交ぜることで食が楽しく、美味しく、健康にも美容にも最適であることは言うまでもありません。
ふと思えば、韓国料理にお酒をたしなんできた叔父達に肥満者はなく、大病もありません。
きっと食に対する祖母の教えがあったからでしょう。
食材の味を舌で感じつつ、美味しい!と素直に思える食をほどほどに摂取することが大事ですね。