パリの悲しい思い出2021/11/14

そうちょうど今頃は渡英・渡仏していました。
次々に美しい当時の思い出が甦る幸せな過去の時間・・・

でもたった一度、辛い思い出も・・・

ちょうど6年前・・・
何時ものようにパリの街並みを散策しながら一際賑わっていたマレ地区。多くのパリジャン。
美味しそうなエクレア専門店に、日本のユニクロまで





とりわけ地元民に人気のあるスポット。
更に散策すると・・・




この教会を見て一瞬にしてあの忌まわしいテロ事件を思い出しました。この教会の前には銃を抱えた警察官が立っていました。
観光とは裏腹に現実の世界に引き戻されたような・・・
もう本当に大丈夫なのだろうか・・・
そんなことが脳裏をよぎりました。

この後、有名なピカソ美術館へ






ゲロニカでも有名なピカソ
彼と虹はとても不釣り合いですが、貴重な写真です。


偶然なのか、ピカソのこの↓作品を見てゾッとしました・・・
弱者である民に銃を向けている衝撃的な作品に言葉を失うほど重くのしかかりました(TT)
この作品は「Coree」、KOREA=韓国です。
いつの時代にも一番犠牲を払うのは武器を持たない、或いは力なき国民です。

この作品を見て美術館を出てふと空を見上げると・・・




いつになく不穏な空・・まるで悪い意味で私の気持ちが反映されたような悲しさを物語る空でした・・・

それから更に歩いていると人気の少ない路地に入り、脇道から来た細身のアラブ系の男性が・・うつろな目をしていました・・・
そんなこと普通は気になりませんが、個人的感覚ですが(今も忘れられない記憶)目が合った瞬間に悪寒が走りました・・・
考えすぎだと思いましたが・・・

その後、私は帰国しますが、時差ボケでお昼前まで寝ていました。
やっと携帯やPCチェックしようと開けた途端、たくさんのメッセージが!
「大丈夫?」「無事ですか?」
一体、どういうこと?まさかパリで何か起こったのか?
底知れない恐怖に駆られながらTVをつけました。
再び凄惨なテロが起こった報道に・・・愕然!
あの日のショックは今も記憶に・・・

ちょうど私が訪れたマレ地区でも多くの被害があったそう・・・
正に、私が日本に到着した朝、現地時間の夜にテロが起こったということ・・
もし1日でも滞在していたら、、
本当に傷ましく悲しい出来事でした(TT)