唯一無二のコンフィチュール2018/10/06

もうかれこれ十数年前からパリから遠く離れたブルゴーニュに旅することが恒例になりました。
切っ掛けは、やはりブルゴーニュワイン。ピノノワールが好きなので❤❤

大自然に抱かれた葡萄畑は圧巻で、その土地の空気や水、食、薫りに心身ともに得も言われぬエネルギーを吸収できる素晴らしい風土のある場所です。

フランス・ブルゴーニュのコンフィチュールに惚れ込んで日本で扱うことを決心しました。
まず、食品を扱うなんて、しかもそれほど興味がなかったコンフィチュールに惚れ込むなんて・・
私自身驚いています(^^;)

まるで全くタイプでなかった男性に一瞬にして心を奪われた?そんな感じです笑

でもちゃんと心を奪われた理由があります。

それは人で云えば「質実剛健」、 コンフィチュールでは「素材」と「こだわり」です。
飽食の時代でも日本ではほぼ味わうことができないフランスや欧州の果実の数々。


国内外旅するときに、特に大事にしているのは食事タイムです。
その風土の素材を愉しむことが何と云っても旅の醍醐味!

昨今、有り難いことに地産地消、身土不仁をスローガンにしているレストランが増えてきました。

自然と密接に育てられた作物は、人間の身体に良いエネルギーをもたらすと云われています。
私はあまり細かいことを考えるのが得意ではないので、純粋に「美味しい!」と感じたものにエネルギーを感じる方です。
ですから、塩分が効きすぎていたり、何か化学物質らしき匂いや味がすると本当に最悪な気分になります。
先日、デパートで英国で有名なスコーンが復活したので買って帰ろうと、
何気に「これはバターを使っていますよね?」と店員さんにお尋ねしましたら、

店員さんはあたふたされて「表示はありませんが、ちょっと工場に確認しても良いですか?」と
確認する行為は良いのですが、結局、あいまいな返事だったのです・・・(-_-)

マーガリンは非常に問題視されている食品ですが、日本ではまだまだ周知できてない現状があり残念です。
英国でスコーンといえば、当然バターなのですが・・・だからしっとりして美味しいのですが・・・

バターは高いし、量産できないからマーガリンで仕方ない・・・

それは全くの大きな誤解なのです。
その理由はガイアの夜明けでも放映されましたので、
気になる方はこちらへ↓


あるフランスの某有名チョコレートも日本で作っているらしく、素材は変わっていることは否めません。
世の中ネームバリューやブランディングにかまけて、素材が疎かになっている現実があります。

結局利益追従に必死なのですね(T_T)

口にする物、体内に送り込む「素材」は本当に大切だと思っています。

だから私はフランスのある果樹園のオーナーが果実作りから果実の選別を徹底して行う様子を見て確信したことがありました。

そして、その果樹園を知る前にオーナーのお店で電撃的に出逢ったコンフィチュールに心を奪われた理由全てが合致したのでした。

これは私が数多く経験のあるコンフィチュールとは全く別の物

「唯一無二のコンフィチュール」

レシピは真似できても、素材はこの地でしか出来ない希少なものだからです・・・

気になる方はどうぞこちらへ↓












手作り、そして、天候に左右される果実で大量生産されるものではないため
派手な宣伝はしておりませんが、知名度がないコンフィチュールなのに少しずつ広がっているように思います!!まだまだでございますが(^^;)
ひとえに愛食してくださっている皆さまのお陰でございます(*^_^*)
一生懸命にコンフィチュールを作って下さるムッシュHの唯一無二のコンフィチュールが日本国内の皆さまのハート❤に届きますように~(*^_^*)



正義は勝つ!2018/07/19

旅をすると色んな出来事が起こります
素敵な出逢いや不思議な現象、ミラクルな出来事

とりわけ海外での旅は本当にワクワクドキドキさせられます❤

しかし、今回2つほど残念なことがありました

先ずはそのひとつ

フランスの郊外でいつもの宿泊施設は連泊できなかったので、一軒家に滞在してみようと日本から
”E”を通して予約決済

大家さんか持ち主のスタッフから鍵を受け取るようになっています。
お互いの安心安全のために当然のことですが。

昨年秋も、お屋敷のようなお部屋を借りた経験がありましたが、浴室以外はクラシックで素敵でした。
何より対応してくださった女性の担当者は英語が出来ませんでしたが、問題なく懇切丁寧で気持ちが良かったです。

さて、ピュリニーモンラッシェからボーヌの一軒家に向かう朝、
大家から「急遽、残念ながら今日は現地に行くことが出来なくなりました。セキュリティーボックスの中に鍵を入れてあるので、取り出してご自身でお入りください。」と
ちょっと不安でしたが、電話連絡をして大家に再確認できたので現地に向かいました。

現地に到着したのは、既に17時ごろ。暑い中、車から重い荷物を全て出して部屋に入るため、鍵をセーフティーボックスから取り出し、ドアにある2つの鍵穴にそれぞれ若干違う鍵を差し込んでみました。
鍵穴に中々、上手く入らないので、それぞれ2つの鍵を交互に入れてみます。全く駄目!
原始的な昔の薄っぺらい鍵。
建物も写真とは違って古くて何か悪寒がする・・・敏感な私は何か嫌な妖気を感じるほど・・・
それでも確約してしまったし、既に18時前に。
何が何でも入らないとと、相方と交代して必死で鍵を入れてみます。
夕刻でも明るいのでまだまだ暑さはおさまらないし、疲労が・・・っっb

大家に電話しても繋がらないし、連絡もなし
もう我慢が出来ない!とその一軒家を放棄することに。その間に”E”に連絡しましたが、日本時間では閉鎖しているので、対応出来るのは米国経由で対応可ということで、事情を話しました。
しかし、支離滅裂の対応で埒があかず、とりあえず以前、泊まった宿泊施設のことを思い出して、ネットから”E"でそのホテルを予約。週末で心配でしたが、幸いにも空いていたので即決。

また荷物を車に積んでいざ、ホテルへ。
19時時頃のcheck-inで、やれやれと・・
ホテルのスタッフも手際よく、直ぐにお部屋に入れました。
ホッとしたときにフロントに掛けてあって小さな絵画に・・・
可愛い一軒家の番地に!!!!
私の生まれ持った生命数「9」・・・まるで導かれるように此処に来たような・・

とんだ災難とホテルの部屋に入って暫くしてあの一軒家の大家から電話

事情を話したところ、「鍵は開かないはずはない・・(私たちもそんなはずはない、そんな馬鹿な!と言う気持ちでした)」と、更に一部始終を話して大家からもお詫びの話になりました。
この時点で、当然、宿泊代は”E"を通して返金されるものと思っていました。
その後、大家が豹変して、”E"社からも双方の言い分の食い違いがあることや、証拠がない限り、返金は出来ないとの話。
そのときの一部始終をメールで”E"に送りましたが、マニュアル通りのような返事。担当スタッフも代わる代わるで統一されておらず、鍵が開かなかったどころか埒があかず・・駄洒落を言っている場合ではありませんが(^_^;)

とにかく、大家に問題があったわけで、他人、しかも海外から来た訪問客を無碍にして、大家にとっても大事な建物を貸す際にどんな事情があっても初日は立ち合うべきだと思いました。
鍵の形状が古い建物が故に、丁寧に大家が訪問客に教えなければならない・・・
事実、昨年秋も、今回他の一部マナーハウスなどにも宿泊しましたが、鍵の形状が異なるので皆さん丁寧に説明してくれました。
直に大家と話し合いをしましたが、益々、逆ギレして話になりませんでした。
結局、大家が認めない限り返金は無理、だということになりましたが、私は絶対に解決する!という気持ちでその問題は帰国後にすることに

その大家のせいで旅の間は若干気分が優れませんでしたが、どこかで帰国後に結果をだせる自信があったので気持ちを切り替えました。

そして、帰国後、”E"に電話をしました。
海外ではメールでの抗議しか出来ませんでした。

そして、こちらの名文をきちんと頭の中で整理して、話をしました。
正直、全額は厳しいと思っていました。また、大家に少しは誠意があれば一部だけの返金を求めても良いと思っていましたが、大家の態度、”E"の誠意のなさに対して絶対に許さない!と全額返金を求めました。

お金の問題ではなく、貴重な時間を無駄に過ごす事になったこと、最低限の対応が出来なかったこと
もはやお金の問題ではありません。だから絶対に許してはいけないと思いました。
今回の問題のひとつとして、日本で云う民泊に近い施設を”E"に登録して、その実態を”E"も把握できていない現状があると、ある相談した方からの話でした。
”E"でこれまで滞在先で問題はなかったので、信頼して予約をしました。
ただ、最近は電話応対のスタッフもホテルに限らず、欧州のエアのルールを把握出来ていないことも有り、自分で詳細を確認しなければ、無駄に料金を支払うことになっていたようなケースもありました。
ホテルに関しては直接ホテルに予約することができるし、”E”より安いですが、何か起こったときの為に”E"を通して予約していますが、今回のような事例が起こると、考えてしまいます。

話が長くなりましたが、結局「正義は勝つ!」と言うことで全額返金されました。
もっと早くに人の話(メール)を丁寧に確認して対処して欲しかった・・・

さて、今回の古い一軒家・・・正直、大家の言うとおり、開かないはずはない・・・
今思えば、誰かが「入ってくるな~」か「そこに入ってはいけない!」と・・・

クワバラクワバラ

そんなことで代わりに滞在したホテルはこの続きです(*^_^*)

p.s.そう言えばその一軒家の写真ひとつ撮らなかった・・・

旅行記6 ブルゴーニュを訪ねて2018/07/15

フランスのサクランボ最盛期
今年は5月末から6月初旬

果樹園のオーナーさんから、かなり収穫してしまったとの話に心配でしたが、、

間に合いました!

オーナーさんとミーティングにワインで有名なとある村へ・・・
場所は教会の直ぐ傍の事務所兼、店舗



150年築の建物の中地下はセラーに使える空間
石造りの自然の涼しい空間はとても心地が良かったです(*^_^*)

大事なミーティングと打ち合わせ



いよいよ果樹園へ



まるで秘密の花園のような・・・


何とも云えない、風が通り抜けて気持ちいい~~~




美しい見たことがない鶏まで





まだたわわに実っていたサクランボ

宝石のようでした。天からのギフトのように光り輝いていました!

特級ワインで有名な村の果樹園。

その日は真夏日で強い日射しの中、サクランボの木の葉で覆われた果樹園
その隣には特級クラス白ワインの葡萄畑が。

質の良い葡萄の生育に欠かせない土壌作り。
その土壌と同じ場所でスクスクと育つコチラのサクランボは、ブラックチェリーで濃厚且つ甘~~い❤


日本の高知県産徳谷のトマトも、海水の近くで栽培したことで偶然の自然の恵みを授かったという唯一無二のトマトとして、今では有名な品種のひとつとして知られていますね。
その土地特有の気候で左右される生産物は自然の無限の力によって作り出されます。

コチラのサクランボは、陽の光で明るい赤に見えますが、もっと深紅に近い色です。

果樹園に入って、初めて実を探ったときに、何と幸せを運ぶ小さな天使が迎えてくれました(*^_^*)
この辺り一帯のワイン畑にもいらっしゃいます。

正に無農薬の証しなのです!

コンフィチュールに使われるのは、
既に質の良いものだけを収穫して、加工されていました。


気になる方はコチラへ





旬をいただくことは日本でも大事な食の行事のひとつですが、フランスも同様です。
イチゴやサクランボのようにその場でいただくのが一番美味しいので、遠く離れた場所に移送する間に鮮度が落ちてしまうのが現状です。
以前、ハワイで食べたマンゴーがとても美味しくって輸出できないのかと尋ねたところ、傷むのが早いので不可能だと現地の方が話していました。
バナナのように青く硬い状態で輸出して、国内で熟成するという物もありますが、果物によってはそれが難しいのが現状なのですよね。
個人的には日本国内は果物の宝庫だと思っていたので、海外の果物はその場で食すで満足していました。
しかし、この果樹園でいただいた無花果やサクランボの味は今までの概念を覆すほど、忘れられない味として記憶してしまったのでしたあ~~~

旅行記5 ブルゴーニュを訪ねて2018/07/14

念願の伝説の美食を求めて・・・

シャニーに地元フランス人を始め、世界中からの美食家が訪れるレストランがあります

ブルゴーニュ自体、美食の都市であまりにも有名ですが、プロからも一目を置かれているレストラン

もう10年以上も前に、行く予定だったレストラン

タイミングが合わずに行けませんでした(T_T)

昨秋、そのレストランのカジュアルヴァージョンのお店に予約

理由は、ずっと食べ続けていたこともあり、限界に笑
メインレストランで食事するにはお腹に余裕がなかったのです(^_^;)

カジュアルといえども、量が心配でした。ある程度はオーダーしないとお店に失礼かな?と思っていました。お金を払って食べる客であっても、最低限のルールは護ってあげたいですからね~

と、そんな心配はよそにスタッフもとても感じが良く、好きなようにとお話し下さいました。
驚いたのは、メニューはシェアしたいのでと話していましたが、きちんとそれぞれにお皿に綺麗に盛りつけして出して下さったのでした。カジュアル店であろうと一流のサービングに脱帽~
パリでそこそこのお店に行くと、ド~~ンとひと皿で出てくることがありますが、流石!伝説のレストラン、カジュアルでも拘っているんだと感動しました!

そして、このレストランが高く評価されている所以はもちろん初代シェフの考え方と志ですが、素材が本当に素晴らしい!素材を大切にしていることなんです。当たり前のように思われますが、極限まで素材を活かした料理ってそんなにありません。これは私の個人の意見ですが。

実はレストランのオーナーシェフ三代目は現在はリタイアして、既に他のシェフに継承されています。
忠実に受け継がれてきた料理の哲学は、現シェフに継承されているので、今も堅実にこの地、シャニーで変わらない味を堪能できるようです。
前置きが長くなりましたが、いよいよメインレストランへ




ホテルも併設されています
次回はホテルに滞在して、夕食も堪能したいですね~



そう、ここももちろんルレエシャトー



とても落ち着いた空間
欧米人のお客で既にいっぱい










アミューズが次々に

何と8種類
一期一会の精神のように、訪れたお客の為に少しでも多種多様に旬のものなどを味わってほしいという料理人の誠意が伝わってきました・・・・

可笑しなことを言いますが、、、

料理を通してもその作り手の為人を感じる事があります

正に心や精神がギュッと詰まった・・・

世界中の美食家から愛される理由がここにあるんですね!!






最後のアミューズのスペシャリテ
ブルゴーニュ名物、ポーチドエッグのワイン煮
正直、あまり興味がない料理だったのでブルゴーニュで食べたことがありませんでした。
なので、こちらでお初!
可愛いウズラ卵で親指サイズで繊細、味も濃厚でありながら繊細
複雑な味でノックアウトされましたあ~凄い!





旬の白アスパラガスとグリンアスパラガス&魚介のひと皿
初夏そのもの
美しい~








お口直し




旬のイチゴのデセール
ソースを注がれた瞬間イチゴ畑にいるようでした(❤❤)



リボンのように繊細なパートフィロ
手を加えているのに限りなくイチゴそのものを経験する素晴らしいデセール
日本の有名なシェフの口の中で完成するイチゴのタルトも大好きですが、こちらは更に進化したデセールですが、幸せな気分に舞い上がりました(*^_^*)




宝石のようなミニャルディーズ(小菓子)





食後はホテルラウンジやテラスなど見学させていただきました





何と食事中に雨が降ったようで、レストランを出た頃はすっかり止んでいました。
この時季、雷雨が多いのですが、いつも屋内にいるときや寝ているときに・・・

いつもどなたかが護って下さっているような・・・
感謝・・・・

旅行記4 ブルゴーニュを訪ねて2018/07/14

朝はこの1杯から

レストランではシリアルやハム、チーズ、卵、ヨーグルトなどたくさんありますが、お部屋食に
折角なのでテラスで朝食をとることに

秋は寒かったので、叶いませんでしたから








時間になると教会の鐘の音が・・・
村の中は本当に穏やかで癒やされます・・・





しっかり朝食を取ったあとは、畑へ
ご年配の紳士淑女の皆さま、バイクで旅を愉しんでおられます。

大陸の方は本当に人生を愉しむ方法をご存じ
素敵❤
私も晩年はこんな時間を存分に楽しみたいです





この辺りのワイン畑、名門ワイナリーに命を捧げた女性醸造家の慰霊碑
思わず手を合わせたくなります・・・




この場所は本当に神聖な場所です
自然と常に向き合っている場所ですが、数年前、車でブルゴーニュに向かう途中、酷い雨と雹が
そのとき、赤ワインで有名な畑の殆どが雹で生育途中の葡萄に直撃で大変な被害に
こちらは全くその被害がありませんでした
それは奇跡だったと言われた方が・・・
近隣の葡萄畑でもその場所の「気」の力なのでしょうか?
私もまたここに来る理由は、目に見えないエネルギーを感じることができます
しかし、改めて雲が近いなと思いました




大夏が来る前の空の変容も、そして風、土の薫り全て五感で目一杯吸収します








「Wedding?」と声を掛けてこられたご婦人
もっとラフな格好で来たかったのですが、この後、敷居の高いレストランへ向かうので白で清楚にしてました

彼女の名前はLUCE
ストラスブールからの旅で、街に車を停めて、15キロ歩いてきたとか
わあ~凄い、お元気!
葡萄畑に限らず、街中の空気が汚染されるのはやはり一人一人の心がけ
ホテルの前でバイクに乗っていた紳士淑女の皆さまもそういう意識が高いのだと思いました。

でも欧州圏の人は歩くのが大好き。私も同感です。
これから葡萄畑の丘まで目指して、ランチ、ピクニックをされるとか
羨ましい~~~
次回は私もこの辺りでピクニックしたいもの