マンドウトック(韓国の雑煮)2012/01/14

寒い季節には雑煮が食べたくなります。
韓国料理には日本で言うトックと言う雑煮があります。
私は幸せだと思うのは日本で生まれたので、関西風(白味噌)、関東風(お出汁)、そして、韓国のトックと幾種類もの雑煮が楽しめることです。

マンドウ(水餃子)は中国やモンゴル、そして、トルコにもあります。大陸でマンドウの歴史も繋がっていますが、韓国では豆腐やキムチを入れるのが主流です。
また韓国ではマンドウを入れたトックを作るのは、husの父の出身地、全州の料理だと聞いています。
全州はビピンバブの発祥の地でもあり、食の都と言われている場所です。
今は亡きhusの母が義父の為にマンドウトックを作っていたそうです。

私もその話を聞いてから、その料理が食べたくなり、マンドウも皮から作って何処にもない私オリジナルの料理として時々作ります。

トックが特に美味しく感じる今の時季には欠かせない料理となっています。


トックのお餅は非常に歯触りがよく、何故か胃にもたれません。気をつけないと幾らでも食べてしまうので食べ過ぎには要注意です (^_^;)




プリプリとした皮のマンドウは最高です!
私の家のトックも目茶目茶美味しいのですが、マンドウの旨みが何とも言えない味わいで甲乙つけがたいですね。

スープには美容に良いクコの実も入れています!!




あり合わせで前日の鍋用に残った春菊を使って、白和えと胡麻をたっぷり併せました。





韓国料理にはやっぱりマッコリですね。ただ今回のJINROのマッコリは今ひとつで、濃厚さにかけていました。本来のマッコリが好きなので、手を加え過ぎたのはNGです。






~こぼれ話~

幼少の頃、父の会社の取引先の重役のお客さまがいらしゃったときに、我が家のトックを食事の〆にお出しした際、初めて食べるトックの美味しさに感動され、大きなどんぶりサイズにも関わらす、3杯召し上がったのを今でもハッキリ記憶しています。
母も「日本の方にも韓国のトックが気に入るとは驚き・・」と話していました。
トックはお酒を飲んだ後の胃を優しく労る料理でもあります。
そして、その方々の満面の笑みを見て子供心に「食の力って凄い!」と感心していました。
食は本当に人を幸せにする力がありますが、作る人の真心があれば尚更ですね。


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