偉大なる指導者2012/03/27

3/25(日)は京都イタリアン・キメラのピアノディナーコンサートに参加しました。
前から気になっていましたが、中々予定が合わずに遂に実現。
有名なピアニスト、横山幸雄さんのお店でもあります。
身近で横山さんのピアノ音楽と旬や食材を厳選した美味しい料理、そして選りすぐりのワインやシャンパンを愉しめる極上の会です。
京都の先輩に連れてきていただいたのが、1昨年前。
骨董品のような趣のあるピアノの演奏者がその時には横山幸雄さんとは知らなかったのです。
バッハ、ドビュッシー、ショパンのかなり重いテーマの演奏をしっかり間近で拝聴しました。
この日はギリギリに行って後ろでと思っていたのですが、スタッフの方に最前方のソファー席にお座り下さいと案内され、断れずに言われるがままに(^^;)
お陰様でどっぷり横山さんの音楽の世界に身を任せていただきました。
この日は大きなコンサートの後でしたが、渾身の演奏に感動しました♪




私は音楽はジャンル問わず全般的に好きですが、うんちくをを語るほど詳しくはありません。
しかし、良いものは良いですね!!
横山さんという方が盲目のピアニスト辻井くんを指南された方だというのは案外知られていません。
横山さん自身も広くは知られていません。それは派手な宣伝をされていないからでしょう。ですが音楽に精通されている方にはよく知られています。真の芸術家の証しですね。業界では「私が~を立派にした」と言うように3流の発言をされる有名な方もいらっしゃいます。(-_-)恥ずかしいですね。
横山さんはアーティストとしてご自身の音楽に力を注ぎたいところだったでしょう。でもご自身の事より、大きな世界でのコンクールに参加する新たな有望株の辻井くんの為に徹底した指導をして尽力したそうです。
芸術の世界ではとかく新しい才能あるものも地中に埋もれてしまうと言う現実をよく聞きます。私たちの知る世の中に出る前に閉ざされてしまうのです。本当に悲しいですね。
でも辻井くんは素晴らしい恩師、佐渡裕さん、そして横山幸雄さんという方に出会ったのは正しく「偶然は必然」と確信しています。
純粋に音楽、ピアノを愛する心がそういうめぐり逢いを果たしたと私は感じています。
これは音楽の世界に限ったことではありませんね。
音楽観もさることながら、横山さんの人柄の偉大さを感じます。
素晴らしい時間に感謝でいっぱいのひとときを過ごすことができました。
ちなみに私のメロディーコールは辻井くんのリストの愛の夢です♪

料理以外にワインエキスパートである横山さんが選りすぐりのワインを存分に楽しめましたし、ご本人の熱い演奏を目の当たりに出来るこの会は極上の時間だったと言えます。

今回の料理はロワール地方から取り寄せた旬のホワイトアスパラと城之崎のえびなどでした。
7年物のサザエも歯ごたえ味共にしっかり堪能できました。









シャンパンも最高に美味しかったですが、白ピュリニーモンラッシェ1er Cru,
そして、赤ニュイサンジョルジュ1er Cru2006は最高に美味しかったです(*^_^*)
ワイン好きな私たちにとってワインだけでも大満足でした♪



晩白柚(ばんべいゆ)とせとかなどの柑橘を・・・



チーズと蜂蜜の濃厚なグラスに添えていただきました。
柑橘類の爽やかさがサッパリとして美味しかったです。



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