台風一過と音楽とパリ2014/08/11

昨日は近畿に台風が上陸しましたが、私のいるところは山が近いせいかそれほど酷い状況ではありませんでした。
勿論、雨風がありましたが、、、
無謀にも夕食はフレンチの予約を入れてありましたし(^^;)

外に出られない間は読みかけの本、シャンソン歌手の石井好子さんの「私は私」を読みました。
音楽、大好きなAndreGagunonをBGMに♪







石井好子さんがシスコから思い切ってパリへ飛んだ話になり、まるで自分もそこにいるかのようにワクワクドキドキしながら興奮しました。

sei hashimotoさんのカバー表紙の絵にもあるように、石井さんがパリに着いた日は雨だったようです。
そして、私がこの本を読んでいるときも薄暗い雨の日でした。

「偶然は必然」という経験をしてきた私ですが、石井さんの邂逅は正にミラクルなことばかりでした。

デカダンスな部分も多ですが、何かをすることって求める事って既成概念に囚われてはいけないと思わせてくれます。

有名なバーキンも彼女も何処か似ていますが、私は自由な生き方に共感できます。

人は最終的には「孤」ですからね・・・






彼女はパリで既に日本人としてパリジャンから憧れられていた藤田嗣治画伯との親交も持つのです。
この頃はピアフやイブモンタンも脂ののっている時期で最高のパリの良き時代であったのが窺えます。


石井さんの世界に浸っているウチに、夕食の時間に近づいてきました。
気がつくと、お天気はすっかり回復していました。

涼しさも感じられるので気持ち良く出かけることが出来ました。

お気に入りのフレンチ・・・
伝説のジャンムーラン継承者のウチの一人のシェフ。
彼との出逢いも邂逅であるように思えるほど・・

数々の料理に舌鼓

このお店こそ、古き良きパリにどっぷり浸れるお店。
BGMは勿論、シャンソン。
シャンソンを理解するには未だ未だ浅い私ですが(^^;)
パリの街角のレストランにワープ❤







久久のバターナッツの冷製ポタージュ








今回のメインは、ガッツリ肉食でと決めていました。
和牛のグリル~







これはピーチメルバ
昭和天皇陛下がパリに初訪問したときに饗されたデセールとして有名ですが
私がパリで初めて教えてもらって作ったデセールでもあるので、想い出深いです~






このデセールはクレームブリュレと言いたいのですが、メニューにはカタルーニャと書かれていました。
シェフにお覗いしたところ、クレームブリュレの元祖はスペインで、この陶器をカタルーニャと言って、卵液を入れ固めた御菓子だそうです。
勉強になりました。
私からもシェフが知らなかったデセールのお話しをちゃんとして帰りました(笑)






出逢いとは摩訶不思議ですが、全ては偶然ではなく必然で繋がっているということ・・・
石井好子さんの本の話題になった発端は軽井沢の画廊で発した私のひと言・・
そして、親しくさせていただいているマダムがその貴重な本をお持ちで、その本の内容がまた私の心に響くものがたくさん積み込まれていたのです!
奇しくも本を読んだ日にはフレンチで遠いパリにワープできたそんな幸せなひとときでした❤

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