韓国の階級社会2021/02/14

あ~ドラマ「緑豆の花」の最終回を見終えました・・・




これまで時代劇をたくさん見てきましたが、今回のドラマは日本や中国からの侵略で朝鮮が一度滅びてしまう史実に基づいたSTORYだったので、結末は一部ぼやかしていました。
現実が分かるだけに見ていて辛いドラマでもありましたが、あの時代に確かに勇気と確固たる正義感を持って闘った勇者がいたことを感じ取りました。
戦争はどこの国も犠牲になるのは真面な人たちで弱者だったり、将来を背負っていく青年たちなのが本当に悲しい・・・

韓国のみならず、欧州でも貴族階級と平民との争いごとが描かれた映画やドラマがあります。
ただ朝鮮半島は本当に小さな国なので、自国民同士が手を取り合っていくと素晴らしい強大な国家になっていたとハズです。
今も多くの問題や課題を抱えている韓国・・・

半面、素晴らしいドラマや映画、そして音楽のレベルが本当に素晴らしいです!
半端な才能では生き残れないからこそ、努力して自分のいる場所を勝ち取っていくのでしょう。

少し反れますが「緑豆の花」の主題歌は一度聞いただけで感動しました。男性4人グループのフォレステラが歌っています。
とても切なく悲しみがこみあげてくる歌です(TT)


ドラマの中で両班の先生が「日本の侵略によって朝鮮は滅びてしまうように思うが、実は国が亡びる一番の要因は内部からの綻びから起こるのだ」という話に、「そうだそうだ~」と共感。
どんなにドラマのSTORYが脚色されていても事実は変わらないと、ずっと歴史ドラマを見てきて思いました。
いつも内部抗争により嫉妬妬みで優秀な武官や将軍を殺めてしまうという悲しい話。これはいつの時代にも繰り返されてきたようです。

生前、父がよく話していたこと
「両班(朝鮮時代の貴族)が駄目にしてしまった・・」と時々呟いていたのが今も記憶に。
幼い私には何のことだかよく分かりませんでした。
父は両班の出身ですが、もちろん両班にも慈愛や他人への思いやりや人格者として活躍した人もいますが、往往にして権力を振りかざす人も多かったということ。

今の韓国社会でもお金や権力で見栄っ張りな文化が根付いていることを感じます。
私の父方のご先祖さまは高句麗建国の時の立役者だったと聞いていますが、基本は政治に関与しないで風流に生きた人やまた学問(儒教)を極めた人もいますが、9冊ほどの本にご先祖様と現代の私達の名前が刻まれています。

気になるのは中でも光源氏のような祖祖父。いつも馬に乗っていて皆の憧れの的だったそうです。父の母、祖母は絶世の美女で料理上手だったとも母から聞いてきますが、父は決して祖母以外の料理は不味くて食べられなかったとか笑

私が幼い頃、父がよくおとぎ話のような話をしていましたが、今思うと本当の話しだったのかもしれないと思うことがいっぱいあります。
父が生きていたら、もっと歴史に起こった事実について話し合っってみたかったと思います。

父は生前、ひと言も過去の歴史のことで恨み辛みを口にしたことがありませんでした。
冷静に物事を見ていたと思いますが、戦争や侵略は本当に悲しく憤りを憶えますが、国力が弱くなるのはその国の責任であり、個人個人の自分たちの欲だけを満たし肥やしていた上層部の人間の失態であるでしょう。
今の韓国は基本はドラマを見ると変わっていないんだと思うことがしばしばあるのです。

外見や体裁をよくして、社会から認めてもらうという歪んだもの。
本当に才能ある人は世界へ羽ばたき、最大限に個の自分を鍛え活躍されています。
韓国がもう少し万民に心の豊かさがあればあっという間に日本の比ではないほど成長すると思うのですが。
天国から父のため息が聞こえてきそうです・・・

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