シェフという名のアーティスト2013/02/09

東京で今最も勢いのあるフレンチシェフのレッスンに参加してきました。
レッスンと言ってもデモンストレーションのみ。見て聞いて学ぶ!です。
昨年末、歯科医でもあるテニス仲間の友人から是非にと奨めて下さったフレンチレストランEDiTiON Kouji Shimomura
料理のひとつひとつに圧倒されましたが、最後まで美味しい!と思える気持ちの良い食事の終わりにとても印象深かったのです
一品一品の味の記憶が残り、どれも甲乙つけがたい料理でした。
こう言うフレンチはそうないもの。
脳裏に残る料理には特別高級な料理というのではなく、素直に美味しかったと言うものだと私は思います。
フレンチとはかけ離れていますが、とびきり美味しい出汁で作ったお味噌汁ひと椀でも母の味、隣のおばさんの味、おばあさんの味というホッと出来る物でもあると思うのです。
原点は食べる人の為に考え作ること。
シェフ曰く、どうすればより美味しく食べてもらえるか、その料理を好きになってもらえるか日々研究されています。
前菜やメイン料理はさることながら、最後のデセールまで抜かりありません。
私は毎食後にフルーツを摂るのですが、外食になると何かにつけてコテコテと手を加えすぎた物が出てきます。
確かに美味しいとは思うのですが、後半は惰性で食べることが殆どでした。(^_^;)
しかし、シェフのデセールに口の中で完成するイチゴのタルトがありますが、ほぼイチゴを丸ごと戴きながら飽きない食感を作っていることに驚きます!
うんちくはこの辺で、レッスンの中で出された料理の数々をご紹介します。







EDiTiON Kouji Shimomuraの看板メニュー
牡蠣は拘りの生産者から仕入れていますが、この日の為に60個試食したそうです。
それは牡蠣の菌に当たらないよう徹底したシェフの拘りだそうです。
より美味しく安全に食べられる牡蠣の下ごしらえの裏技もしっかり伝授して下さいました!!

磯の香りの岩のりと柑橘の酸味が爽やかな逸品でした(*^_^*)








くじらの塩の話は一体何処までが本当だったのか今も?です
兎に角、シェフのユーモアのセンスも料理にも反映されていると思いました(笑)




フォアグラと鴨のスライスと焼いたリゾットの組み合わせは絶品でした






繊細なブイヤベース



カダイフを纏った的鯛のフリット
カダイフは食感もいいのですが、揚げ油を吸いにくいので健康にも最適な食材です。
これは大量に販売されて使い切れないので、小分けにして分けて戴きました❤
早速、再現します(^^)V






鴨料理は亡き伝説のミシュランシェフ、ロワゾーから引き継いだと言われる逸品でした。
鴨の皮を限りなく熱で溶かし、あの独特な脂の食感がなく、肉はジューシーでクセもなく最後まで美味しく味わえました。





こちらが口の中で完成するイチゴのタルトです(*^_^*)
薄くキャラメリゼしたイチゴの食感がとても良い具合でした❤





薄い竹炭のビスキュイ(だったか?)の中は柔らかいバナナが
意外性のある味に脱帽!!!!




大好きなモンブランですが、理想とするモンブラン
それは栗と水しか使ってない正真正銘100%の栗のモンブラン
和栗の風味が最後まで楽しめました♪









デセール含め実に10品、ウチ3品はレクチャーしていただき、ワインミニセミナーもありで内容の濃いイベントでした。
同席したマダム達とも話に花が咲き、デセールと一緒にと写真まで撮って下さいました。
また、こちらのレストランを奨めていただき、今回のイベントに誘ってくれたM美さんともゆっくりお話しでき愉しい時間を過ごしました❤

ちなみに、あるお方のスケジュール変更のお陰でこの後、電車の時間がせまり、独り少し早めに料理を出して戴くことに成り、お店を後にしたのでした。
白赤とワインも飲んでしまっており、少しヤバイ(^_^;)と思いながら恐る恐る次なる移動のためにホテルに駆け戻ったのでした(笑)


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