マヨラーならぬ、ケチャラー??2009/06/19

トマトケチャップ ここ最近、魚料理が続き、そろそろお肉料理をと考え、久々に牛肉を使った自家製ハヤシライスを作ろうと材料を買いに行きました。私の牛肉への拘りはそれなり にありますが、日本の牛肉が多少高くてもわざわざオーストラリア産やアメリカ産を買うことは絶対にありません。むしろ、買いません。そもそも、和牛だけを 見ると高いとか安いはなかったと思います。ブランドに限っては例外ですが。
私も主人も元々リッチな牛肉は好きではありません。でも和牛ならではの繊細な適度な差しが入っている美しい牛肉を見ると自ずから手にとって食べたくなるも のです。
大体は私が食べたくなった時に牛肉料理をすることが多いので、主人の牛肉の食べ過ぎに歯止めがかけられて良いと考えています。
我が家では牛肉より、豚肉や鶏肉の方が頻繁に料理の素材として食卓に上がります。それには一理あり、良質の豚肉や鶏肉も適度なタンパク源にもなり、何より 料理の幅が広がるのです。牛肉の味は料理と言うより、それ自体の味が主張しすぎておもしろくないというのが私の考えです。美味しい和牛ほどシンプルに食べ たいですよね。
あと牛に限らず、豚でも鶏でも質の悪いものはしゃぶしゃぶにした時に分かりますがアクが出てくるものはそれが体内に蓄積したらどうなるかくらいはどなたに も理解出来ると思います。むしろ、良質な肉は脂自体に甘みもあり、臭みやえぐみもなく、体内に不純物が蓄積することがないように思います。だからといって 摂取する量は守りたいものです。
さて、ハヤシライスを作るには調味料が必須ですが、、、、あ~~そうだと、毎回ひらめきを頼りに料理することが多いのが私流です。
以前、生徒のFさんからお土産にいただいたトマトケチャップを何時使おうかと冷蔵庫に入れていました。密閉されている状態では保存期間が長いですが、開け た途端劣化していくでしょうから、使い切りをしたいために大事にとっておきました。このハヤシライスを煮込む時に使うのはどうかと、遂に瓶の蓋を開ける機 会がやってきました。
そして、まずは味見。何と言うことでしょう~~~!!こんなに美味しいトマトケチャップは初めてです。口に余計な調味料の味が残らず、とてもマイルドな甘 みで、マヨラーならぬ、ケチャラ~(無理がありますね)になりそうな味わい深いケチャップでした。飛騨高山産のものですが、野菜や桃など非常に美味しい産 物が多く、スーパーでも飛騨産のものは多くは出荷されないくらい私としては貴重な産地として崇めています。このトマトケチャップにも飛騨の生産者の仕事が活かされていると思いました。また、普通のケチャップは酸味が強いのですが、このケチャップは料理に上手く調和するに違いないと確信しました。
美味しい牛肉の旨み、玉葱の甘みでしっかりべースの味を引き出し、トマトペーストや赤ワイン、ゲランドーの塩、Aさんからパリでいただいたドライトマト入 りの塩も登場し、そしていよいよFさんからいただいたトマトケチャップを加え、、、味見、、「Umm..Tre tre bon!!!!」

~My favorite~

料理に欠かせない調味料。中でも塩には拘りがあります。まず、ミネラルの多いものは絶対です。そして、塩は魚であれば臭みをとったり、消毒にもなり、そし て素材の旨みを引き出してくれる貴重な調味料です。
私の塩好きを知った生徒さんや友人がハワイやフランスなどの変わった塩を見つけたとお土産に持ってきてくれます。私自身もシチリア産や韓国の塩、沖縄の塩 など、料理に使い分けるように揃えています。最近では、デパートやスーパーでも目を凝らして見ると、いつの間にか様々な塩が並んでいます。日々、使うもの だからこそ拘っていきたいものです。
ちなみに、東京のみですが、デューン&デリカと言うアメリカから来た 輸入食材店の店舗によって世界の塩が量り売りで売られています。見るだけでも楽しいですよ。
私個人的に品川駅にあるお店が気に入っています。http://www.deandeluca.co.jp/shop/