キュウリのあっさりキムチ2009/06/22

キュウリのあっさりキムチを紹介 さて、今回は先のブログでふれた簡単に出来るキュウリのあっさりキムチを紹介しましょう。この時季、スーパーでは黄色い花を付けた採れたてのキュウリを見 かけることもあります。そのようなキュウリを見つけたならば、是非、これから紹介するキムチを作って欲しいと思います。
キムチと呼べるのは正確には発酵させるためにアミエビの塩辛を使うのですが、ここでは誰にでも簡単に美味しく作れるものとして紹介します。
まず、キュウリについてお話ししますと、鮮度が良いものは表面のイボが痛いほど新鮮です。また、ブルームと言うキュウリの表面を保護するために出来るロウ 物質の白い粉がキュウリの新鮮さを象徴していたのですが、農薬と勘違いされ、近年はブルームのないブルームレスキュウリが市場を独占しています。
少し残念なことだと私は思います。確かな情報を消費者に伝えれば済むと思うので、昔から食べていたキュウリを作る生産者さんを応援するべく、私たち消費者 が正確な知識を持つべきだと切に思います。
勿論、様々な野菜や果物が食べやすくハウス栽培などで品種改良されているのは称賛できます。トマトのようにフルーツトマトも今では主流となって良いと思い ます。ただ、旬の時季に食べるトマトは格別の旨みや甘みがあります。天候に左右されてしまうのも仕方ありませんが、だからこそ、自然に対する有り難みを忘 れることがないと思うのです。野生の品種が年々減少しているからこそ、せめて旬のものを積極的に取り入れていきたいものです。

~キュウリのあっさりキムチ~

<材料>

キュウリ・・・・・・2本   人参・・・・・・・・小1本 
リンゴ・・・・・・・1/4個  ニンニク・・・・・1/2かけ
生姜・・・・・・・・10g   コチュジャン・・大匙1
粗塩・・・・・・・・適宜

<作り方>

1.キュウリは口当たりを良くするためイボを除き、やや大きめの乱切り。人参は極細千切り。それぞれをボウルに入れて塩をひとつまみふり、暫く置く。
2.1がしんなりしたらサッと水で洗い、しっかり水分を切る。
3.リンゴ、ニンニク、生姜を摺り下ろし、コチュジャンとよく合わせておく。
4.2と3を揉みながら馴染ませて出来上がり。

~一口ポイント~
*粗塩をしたキュウリ、人参を洗いすぎると塩気がなくなり、薬味を合わせても味が馴染まない。
*キムチは韓国産の唐辛子を調合して作るのが一般的ですが、私はお気に入りのスン チャンコチュジャンで作ってます。
*リンゴ以外に時季に応じて梨や桃を代用しても美味しいキムチが出来る。
*このキムチは3~4日間は冷蔵庫で持ちます。日が経つほど味が馴染んでいます。

私は幼い頃から祖母や母のキムチを食べてきました。今でこそ美味しいと思えるキムチがありますが、それでも祖母や母のキムチが最高だと思っています。作っ ている横でよく浅漬けのつまみ食いをしたものです。
個人的に浅漬けのキムチが好きです。酸味が出てきたキムチはチゲや炒め物に使うととても美味しいんですよ!!