暑いときはコレに限ります! ― 2009/09/03
時間のあるときはチャーシューを作るのですが、豚肉の固まりを使って豚の角煮にして冷麺といただきます。
☆黒豚の角煮とゆで卵☆
<材料>(4人分)
黒豚バラ、又はロースの固まり・・・500g ゆで卵・・・4個
長ネギ・・・・1/2本 生姜・・・・・1かけ ニンニク・・・1かけ
煮汁{水・C4、濃口醤油・C1/2、酒・50cc、砂糖・大1}
<作り方>
1. 豚肉は大ぶりにカット。ネギは青い部分はブツ切り。生姜は皮を剥いて、ニンニクは芯を除いて包丁の背で潰す。ゆで卵は殻を剥いておく。
2. 鍋に水を入れ沸騰させ、豚肉を入れ茹でる。肉の表面が白っぽくなったら、冷水に取り、表面を洗い、水気を切る。
3. 鍋に煮汁の材料と豚肉を入れ、強火にかける。煮立ったら、中火にしてアクをすくいながら更に10分ほど煮る。
4. 更にニンニク・生姜・ネギを加え、落とし蓋をして1時間ほど煮る。時々味をみて水分が必要(味が濃すぎる場合など)であれば適宜水を加える。
5. ゆで卵を潰さないようにそっと煮汁に浸かるように入れて、煮汁に味を馴染ませ、色を付けるようにする。
6. 豚肉が柔らかくなったら出来上がり。ゆで卵を先に取り出し冷まして縦半分にカットしておく。
~一口ポイント~
・豚肉はバラ、ロースを好みで。
・水分が蒸発しやすく、味が濃いめにならないよう、水は加減して加えて下さい。
・ゆで卵は少し多めに茹でておいて、煮汁で味付けておくと翌日でも美味しくいただけます。
・残った煮汁を使ってチャーハンに少し加えたり、応用するのもお薦めです。
韓国では暑い時だけでなく、寒い時季にオンドルの温かい床に座って冷たい冷麺を食べるのが通となっています。
日本でも色々な冷麺が出ていますが、好みのものを見つけて楽しむのも良いですね。
私は時々、お気に入りのスンチャンコチュジャンを使って、ビビンネンミョン(スープなしの辛みの強い冷麺)を作っていただくこともあります。その時にも必 ず、梨や桃の甘みを使って身体に良い酢をたっぷり入れて麺を和えます。
冷麺にもスイカや梨を薄くカットして添えるのもいいでしょう。
私の食事の在り方は1品ではなく、野菜炒めなども必ず添えていただきます。あれこれ考えすぎずに、色々少しずつ食べよう!と言う意識が大事だと思います。
~マイミシュラン~
冷麺ですが、実はこれまで色々な所でいただいてきましたが、かなり気に入っている冷麺があります。それは東京・麻布にある草の家と いう韓国料理、焼き肉などが豊富に揃っているレストランです。コースメニューからアラカルトがありますが、コースメニューを注文して、最後の食事に冷麺を いただくのがお決まりのパターンです。コースの場合は小さめの器に入って丁度良い量で、何とも繊細な手作りの麺が入って、牛肉からとった透き通るような出 汁がとても美味しいのです。また、付け合わせのチャーシュが牛肉なのですがあっさりしていて、食事の最後にピッタリです。
焼肉処 草の家 麻布店
東京都港区麻布十番46-8 A&Kビル8F03-3455-8356(予約した方がベターです)
美味しい鰻はココにあり! ― 2009/09/07
毎回、長野に出かける時は諏訪湖にはなかかな寄れずに諦めていました。
それは鰻のお店です。意外にもここ諏訪市は古くから鰻が諏訪湖に生息していたらしく鰻が多かったようです。
今では養殖が殆どのようですが。
諏訪市の直ぐ隣、岡谷市は鰻で町興しをするほど有名です。
そして、予め調べていた気になるお店を幾つかピックアップして、老舗の古畑と 言う屋号のお店に足を運びました。
店内はお座敷でゆっくりくつろいでお食事が出来るお店でした。
そして、メニューは一番少ないものを注文しました。それでも量は十分でしたし、外はカリッと香ばしく、中身はジューシーで、ふっくらとろけるような柔らか さで最高に美味しかったです!!
噂通り、本当に美味しい鰻がいただけて至福の時間を過ごすことが出来ました。
また、鰻はコラーゲンも多くカルシウム、鉄分、DHAも多く含み、新陳代謝を促し、細胞の老化を防ぎ、疲労物質を除去する成分が含まれている健康にも美容 にも適した優れものなんですね。
私たちが行ったお店以外にも沢山評判の良いお店があるようです。
土日祝日、イベントがある時期はどの鰻屋さんも混むようなので、事前に連絡して行かれることをお薦めします。
~マイミシュラン~
うなぎ古畑/諏訪市湖岸通り5-15-3
TEL 0266-52-1167
水曜日定休
~私の裏技~
家で鰻を食べることも結構あります。実は私はあまり鰻が得意ではなかったのです。
多分、鰻の苦手な方が思うようにあのネバッとした少し弾力のある皮の触感が好きになれず、、お店だと遠赤外線でじっくり備長炭で焼くので最高の状態で鰻が 焼けますよね。
家では焼いたものを温めるだけなので、ここがポイントなんですね。レンジだと旨みやジューシーさが逃げて味気ない鰻になってしまいます。
それから、やはりどうしても外せないのは産地です。色々試してみましたが、やはり三河産や浜名湖産が外れなしで美味しいです。
肝心の温め方ですが、予め温めたトースターに裏の皮目を上にしてまず、温めます。表面がフツフツとして少し焼き目が付いてきたら、ひっくり返して表面を同 様に焼きます。くれぐれも焦がさないよう眼を離さないで下さい。
あとはご飯と鰻に好みで山椒、タレを掛けて食べやすい大きさにカットして載せるだけです。皮がカリッとして、身がふっくらと仕上がりますので、お薦めで す。
私流はシシトウを焼いておいて、鰻と一緒に載せていただきます。鰻のコクとあっさりした青みのシシトウがよく合いますよ(^_-)
失敗は閃きの元! ― 2009/09/18
何と!ちょっとした油断でマヨネーズが全く固まってくれないのです。手を止めずにひたすらかき混ぜていたつもりだったのですが、ガ~~ン、少し落ち込みま した。それでもパンに塗るには味的には問題なかったので、残ったものをその状態で冷蔵庫で保存しておきました。
翌日、私のお気に入りの生ホタテをグリルしようと材料を買って、準備し始めました。毎回、仕上げにマディラ酒を使うのですが、その日は切らしていたので、 レモンと白ワインを使ってあっさりめに仕上げようと思いました。
そこで、あっそうだ!といつもの閃きです。
冷蔵庫にあるゆるゆるのマヨネーズを思いだし、それをソースに使おうと決めました。
私はオランデーズソースをレッスンでも教えていますが、今回のは正しく失敗したマヨネーズをオランデーズソースに近い状態だったので活用できると思いまし た。
そうです、料理には手を抜かない限り、失敗はないのです。発想の転換を楽しんで、失敗は閃きの元!と考えます。
レモンの爽やかさとクリーミーさが絶妙なハーモニーを醸し出してくれた逸品となりました。
秋の献立 ― 2009/09/18
この時季になると、秋をイメージした献立を思案します。
鶏の竜田揚げ~九条ネギとニンニクソース仕立て~、キノコをふんだんに使ったご飯、そして月見すまし汁の3品に決定し、レッスンで紹介しました。
今回、生徒さんが皆ドキドキしたメニューは、すまし汁に使う黄身を固める時でした。実は私もドキドキしておりました。料理には常に緊張するシーンがありま す。アドレナリンが出てくると言うのは大袈裟かもしれませんが(^^;)
何とかおぼろ月風に仕上がり、秋の月見と言った具合でしょうか。
そして、特に熱心な生徒さんがいらっしゃるのですが(本当にいつも感心しております!)、翌日には復習されたようで、キノコご飯がかなり美味しかったと3 杯もお代わりして召し上がったとのことでした。教えた私にとっても嬉しい報告でした。
チーズにうっとり? ― 2009/09/18
我が家の台所としていたチーズ専門店が何とこの不況の煽りを受けてなのか、倒産してお店がなくなってしまったのです!!!!!
これには流石にショックでした。
業者やレストランにも対応していたわけですし、なかなかチーズ専門店でも数え切れないくらいの品種を揃えたお店は神戸でもありませんでしたから。
また、私の特にお気に入りのサーモンやヴァローナのチョコレートなどの菓子材料、黒豚のベーコンなど逸品が沢山あり、重宝していたこともあり、とても残念 でなりません。
一時のユーロ高の影響なのか。私が住んでいる界隈には欧米人が多いのですが、本国に比べてもかなりの高価なチーズには見向きされなかったのか。また、日本 ではまだまだ、私たちほどは食卓にチーズが上がらない実情もあったように、厳しかったのでしょうか。
私の様に牛乳そのものは幼少期から口にすることが出来ないほど大の苦手な飲物なのですが、ヨーグルトやチーズは全く問題なく美味しくいただけます。
しかもチーズはアミノ酸食品でとても優れた栄養が含有されており、牛乳の10倍のカルシウムが効率よく摂取出来る優れた食材なのです。勿論、一度に沢山量 を摂取するのはダメですが。あと、頼れるのは関西の紀伊国屋と言ったようないかりと言うスーパーです。
先日、きっとこの先も買うことのないだろうと思われる逸品を生徒さんから頂戴しました。
それは1kgもあるブリーチーズのホールです。
我が家はワインを愛飲していることもあり、先に話したようにチーズもよく買います。小さいものはホールでも買いますが、殆どはカットされた食べきりサイズ しか買いません。
最初、送っていただいた箱を開けてまずはビ・ツ・ク・リ!チーズケーキかと思いました。それは紛れもなく立派な美しい姿をしたチーズのホールでした。
こんなに見事な品物を分不相応な私に送っていただいたN森さまには感謝と同時にとても恐縮するばかりでした。。。
その驚きを再び、主人にも。。。ス・ゴ・イ!この一言でした
今日、早速、カットしていただきました。塩分も控えめで、程よいクリーミーさとクセがないため飽きずに少しずついただけます。
私はホテルのブッフェスタイルの朝食にも敢えて、チーズを取って食べますし、日常の朝食にもこれから、このチーズを少しずついただこうと思います。
私は人間ドックで骨密度が20代と言われて全く問題ないと思いますが、カルシウムは毎日摂取してくべき観点から、暫くはこの見事なチーズに恩恵を預かるこ とになりそうです。骨粗鬆症に心配な方にも是非とも少しずつでもチーズを取り入れてはどうかと提唱したいと思います。
~チーズの詳細~※引用しています
ル・ルスティックブリー
フランス最大の農協「ソディアール」グループのチーズ部門であり、世界最大級のブリーチーズメーカーとなった「リシュモン社」。同社では、フランスで最も 良質とされるノルマンディ地方のミルクを使用し、伝統的な技術を身につけた職人たちがが、近代的な設備を利用してチーズ作りを行っています。
「ル・ルスティック」ブランドは、1973年に設立され、その味わいはフランス国内外で高い評価を受けていて、“最高の白カビチーズ”と評されているほど です。
ミルクのクリーミーさをそのままチーズにしたような味わいで、程よい塩気と合わさり、ほんのりと素直な白カビの風味がお口いっぱいに広がります。後味も アッサリと爽やかですね。
大胆にカットして、そのままブリーの味を楽しんでいただくのが一番オススメ。ブルゴーニュワインと合わせてみたり、ミルク感覚で、紅茶やコーヒーのお供と してお召し上がりください。また、リンゴやイチジクなどの酸味のあるフルーツと合わせるのもオススメです。可愛い木箱に入っているのも嬉しいところです ね!朝食からデザートまで、幅広いシーンでお使いください
フランス、ロレーヌ地方原産
~こぼれはなし~
いただいたチーズには殺菌された上質のミルクが使われているとの表示があり、パスチュライズは殺菌されたと言う意味かと思っていたら、我が家の物知り博士 曰く、パスチュライズ(=殺菌された)は学者ルイ・パス ツールの名からきているとの話でした。ふーん、なるほどと思い、ではパスツールは物理学者なの?と問い返すと、それは何だったか覚えていないと。。。
そこでいつもの押し問答が始まるのです。どうせなら、何を聞かれても最後まで回答出来るようにしないと、中途半端はダメですと、私も偉そうな発言をしてし まいます。(^^;)調べてみると、彼は近代細菌学者の開祖と言われる細菌学者、生化学者でした。
そして、私が放った物理学者という言葉で、何故かキュリー夫妻の話になり、キュリー氏の功績がクローズアップされているが、実はキュリー夫人がその研究の 半分に貢献していたと後に明らかになったと言う話をウチの博士?がしました。
そして、この話を受けた瞬間、キュリー夫人の内助の功なる深い愛情が伝わってきたのです。また、婦人が夫に花を持たせた彼女の思いやりに、一人感動してい ました(T_T)