一流のアーティストとは2019/03/31

昨日、Beatles誕生からその後のドキュメンタリー記録映画を観ました。
彼らが活躍している頃には私はまだ生を受けておりませんでしたが、幼少期も再上映された映画を観て強烈な印象を受けたのを今でも憶えています。
ドキュメンタリー記録映画を通して、新たに知ったこと・・・・
今世紀最高のアーティストですが、彼らの才能を高く評価してマネージャーになった男性がいました。
彼らの才能も人格も尊重し、彼らと向き合った男性。
彼はとても品格のある育ちの良い紳士でしたが、彼らの真剣さ、音楽への純粋な直向きさに、そして、才能が本物であることを確信して彼らと共に頂点まで駆け上がったのでした。

そう、私が知る最高のアーティストに共通していることは、最高のパートナーがいたこと。

やはり大抵は男性ですね。
先月、観た中国の映画「花の生涯」、実在した京劇の女形を演じた俳優の話。
やはり、弁護士であった男性が主人公の才能に魅了され、弁護士を辞めてネージャーとして人生を彼の為に捧げたのでした。




男性は殆ど余計な事を云わずに、ただ良いものは良い、駄目なものはだめと明確なだけに、女性より厳しいでしょう。

だからこそ、その厳しささえも押しのけてしまう才能が本物であることは間違いない彼らは最高のアーティストとして後世に語り継がれます。

一流になる、大成功を収めることに共通していることは、アーティスト自身が揺るぎない信念で、雑念がないこと、自分の使命を全うすること、その覚悟や才能が本物なんですね。


最近はタレントなのか?アーティストなのか?あやふやなアーティストがいます。
自分がアーティストであるといえば、そうなのですが、
ある音楽のプロデューサーが「私はアーティストであると云う人が五万といます。でも最終的にアーティストだと評価するのは聴衆です。また私たちです。」

少なくとも私個人で云えば、不便な場所でもお金を払って聞きたい、観たいアーティストに期待するのは、その芸術性を凜と表現されることだけです。
歌や踊りなど、芸術には非現実的で神秘的な世界を求めるからです。

虚飾の世界ではなく、本当に美しい音楽の世界や舞台を観たいだけなのです。

ある人のコンサートでアンコール曲があまりにも多すぎて、正直、残念で安っぽさを感じたことがありました。
亡き、勘三郎さんがあるドキュメンタリー番組でのひと幕、カーテンコールで大歓声を受けたときに裏方で発した言葉「芸が荒れる、、だからやりすぎないように、自分を戒めないといけない」
流石、天晴れだと思いました。一流の役者さんです!


先日、京都南座で坂東玉三郎特別公演を観劇しました。
初めての玉三郎さま、、本当に素晴らしかったです。
最後のお辞儀も嫋やかで女性としても非常に学ぶ事が多く、言葉がなくても気持ちが伝わってきました・・・

あ、京都の模様はまた別の記事で(*^_^*)

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