断捨離とSDGsと一生ものの靴2022/12/05

師走に入ると拍車がかかること・・・

断捨離です。
一番処分する数が多いのは服( ;∀;)
以前は後輩や姪にブランド服を譲っていましたが、中々好みは合わないことが多いので、、、古着に出したこともありますが、処分するしか他ありません。
靴もかなり処分しました。
どんなに高価なブランド物でも足が痛くなったり、トランクルームに保管していたらカビてしまい大ショック~(>_<)
洗浄してくれるサービスもありますが、そう頻繁に履かないと決断して処分しました。
ところがこのブランドは何十年経っても傷みも殆どなく健在なのです。
そのブランドとは・・・

TANINO CRISCI(タニノクリスチ)という今では幻の名店のハンドメイドの靴です。

本店がミラノ・モンテナポレオーネ通りにあった世界中の憧れの靴ブランドでした。
日本に入ってきたのは私がミラノで買った後だったと思いますが、当時で日本では8万円以上していました。


友人に教えてもらって2足買いました。

それがこちら↓



タニノクリスチはイタリアで1876年創業の老舗ブランドで元々、貴族の乗馬用のブーツを作っていたそうです。
エルメスもまた貴族の馬具を作っていたので同じですね。
残念ながら2011年に経営難で廃業したそうです。
イタリアでは本家グッチ家も破綻したくらいですから、一時は皮革職人の厳しく困難な時代があったのを思い出しました。


これはまだまだ現役で活躍します!


このパンプスを最後に履いたのはロンドンのケンジントン宮殿近くのアフタヌーンティーへ出かけた時です(*^^*)

普通、長年の月日を考える皮革がよれたり傷もあるはずですが、改めて綺麗な状態に驚きます。
ミラノで職人らしきおじさんがパンプスをグニュグニュと折り曲げながら「ほらね。他にはない製法で最高の皮革、最高の職人技で作っているんだよ」と👀
30年ほどたった今もこれほど良い状態だとは・・・
黒のパンプスは時々カチッとしたスタイルの時に履いていました。
ローファーはパンツスタイルの時に愛用していました。ローファーの方がよく履いた感はありますが、状態は良いです。


踵の部分も人間工学的に本来の人間の丸い踵に計算されて形成されているのだと記載がありました。

しかも中古を復活させてかなりの高値で販売されている会社もありました。かなり拘りの方が買われているようですね。
元来、靴は中古は二束三文かゴミとして廃棄という印象が強いです。
個人的には洋服も靴も決して中古を買いたいと思いません。
環境問題やSDGsを考えると中古を再生して販売されているお仕事は今の時代に合っていますし、素晴らしいことだと思います。

私のパートナーもまた靴には拘りがあって、エルメスのJohn LobやWESTONを何足も色違いで持っていますが、へたってくると修理に出して大事に履き続けています。

雅子妃殿下も良い靴を長く履き続けるという話が話題になりましたね。

本当に良い物は膨大な月日が経ったときにその良さを確信できるのだと思いました。

今はコロナで訪問できなかったイタリアの皮革メーカーとのビジネスも休眠状態ですが、やはり良質の皮革はイタリアです!
しかし、年々、皮革の使用も制限されてくることが考えられます。
今持っている皮革製品の靴やバッグを大事に使い続ける、或いは他人に譲るなど無駄にしないようにしたいものですね。
捨てる行為は環境問題に負担を与えていることは忘れてはいけないですね~
と言いつつ、いろいろ反省していることも( ;∀;)
物は最低限に・・・できるかな笑

コメント

トラックバック